コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

千代もと草 ちよもとぐさ

2件 の用語解説(千代もと草の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

千代もと草
ちよもとぐさ

藤原惺窩が母のために書いたといわれている和文の儒教通俗啓蒙書。『仮名性理』とも呼ばれる。1巻。天明8 (1788) 年刊。『心学五倫書』とほぼ同一の内容で,また本多正信の著とされる『天下国家之要録』にも同一内容の部分があり,真の著者は確定しがたい。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

千代もと草
ちよもとぐさ

江戸時代の儒教の啓蒙(けいもう)書。一巻。藤原惺窩(せいか)著とされているが、疑わしい。1788年(天明8)刊行。老母のために儒教(朱子学)の大意をやさしく説明するという体裁で書かれているが、「天道」の性格やその因果応報の説き方などには、前代に流行したキリシタンや仏教の投影も認められる。本書は、1691年(元禄4)に惺窩の著作として刊行された『仮名性理(しょうり)』を改題したものであり、さらにその『仮名性理』は、現存版本によれば、1650年(慶安3)以降、著者名を欠いたまま江戸時代を通じて版を重ねた『心学五倫書』とほとんど同じ内容である。こうした成立事情からもわかるように、本書は近世思想史上の重要な文献である。[石毛 忠]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

千代もと草の関連キーワード冷泉為景藤原惺窩松永尺五公事根源本佐録京学口遊為書君といた未来のためにショパン:ピアノ・ソナタ第1番 ハ短調/piano solo

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone