卵殻膜(読み)ランカクマク

デジタル大辞泉 「卵殻膜」の意味・読み・例文・類語

らんかく‐まく【卵殻膜】

鳥類爬虫類はちゅうるいの卵の卵殻内側にある、内卵殻膜・外卵殻膜の2層の膜。主にたんぱく質ケラチン繊維からなる。

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関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「卵殻膜」の意味・読み・例文・類語

らんかく‐まく【卵殻膜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 脊椎動物の卵の卵殻内面に密着する卵膜。輸卵管中で分泌される。
  3. 甲殻類ミジンコなどに見られる耐久卵外面を包むキチン質の殻をいう。卵殻膜には各種に固有な外形と紋があり、分類上の基準となる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「卵殻膜」の意味・わかりやすい解説

卵殻膜
らんかくまく
shell membrane

鳥類,爬虫類の卵の卵殻の内側に密着する膜。内外2層から成り密接しているが,卵の鈍端で離れ,気室をつくる。からみ合ったケラチンの繊維から成る。

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栄養・生化学辞典 「卵殻膜」の解説

卵殻膜

 卵殻の内側にある2層の膜.卵管上部で卵白が分泌されたあと,それに続く卵管の部分タンパク質が合成されて,分泌され,形成される.

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