厚沢部町(読み)あつさぶちよう

日本歴史地名大系 「厚沢部町」の解説

厚沢部町
あつさぶちよう

面積:四六〇・四二平方キロ

昭和三八年(一九六三)檜山郡厚沢部村が町制を施行して成立。檜山支庁管内の南部に位置し、南は渡島支庁上磯かみいそ木古内きこない町と上ノ国町、東は渡島支庁上磯郡上磯町・亀田かめだ大野おおの町・茅部かやべもり町、北は同支庁山越やまこし八雲やくも町、西は爾志にし乙部おとべ町と江差町。南・東・北の三方は五〇〇―一〇〇〇メートル級の山々に囲まれ、山間を源とするうずら川・安野呂あんのろ川などの支流を合せる厚沢部川が西流する。町域の中央を東西に国道二二七号が走る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「厚沢部町」の意味・わかりやすい解説

厚沢部〔町〕
あっさぶ

北海道南西部,渡島半島にある町。 1963年町制。地名アイヌ語のハチャムベツ (桜鳥川の意) に由来し,「アッサブ」に転化したもの。江差町の東方に位置し,厚沢部川中流域を占める農業地帯。ジャガイモ,メロンなどの栽培が行われる。中山峠下に鶉 (うずら) 川ゴヨウマツ自生北限地帯があり,天然記念物に指定。国道 227号線が通る。面積 460.58km2人口 3592(2020)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む