原市(読み)はらいち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「原市」の意味・わかりやすい解説

原市(群馬県)
はらいち

群馬県南西部、安中市(あんなかし)の一地区で、市街地西南西にある街村型集落。旧原市町。江戸時代中山道(なかせんどう)安中―松井田間の間(あい)の宿(しゅく)であった所。かつては安中宿と原市宿の間の杉並木は中山道(現、県道下仁田安中倉渕線)約1キロメートルの両側に321本あり、国の天然記念物であったが、自動車の排気ガスにより大部分が枯死した。

[村木定雄]


原市(埼玉県)
はらいち

埼玉県東部、上尾市(あげおし)の一地区。旧原市町。芝川綾瀬(あやせ)川流域の大宮台地上に位置する。江戸時代は市場町として毎月3、8の日には市(いち)が立った。埼玉新都市交通(ニューシャトル)、国道16号が通じる。

[中山正民]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「原市」の意味・わかりやすい解説

原市
はらいち

群馬県西部,安中市東部の旧町域。 1889年町制施行。 1955年近隣3町4村と合体して安中町となり,1958年安中市となる。中山道の安中宿と松井田宿の間 (あい) の宿から発達した街村。安中市街地との間の旧中山道約 1kmの両側に推定樹齢 300~400年のスギ並木があり,国の天然記念物に指定されている。

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