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原石器 げんせっきeolith

翻訳|eolith

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

原石器
げんせっき
eolith

人類が最初に用いたとされた石器。19世紀後半,新第三紀鮮新世に人類が生存していたか否かをめぐって論争が続いたとき,新第三紀層で発見された,粗い打剥面を有する石片が取り上げられ,eo(曙)-lith(石),すなわち原石器と呼ばれた。しかし,氷河によって運ばれる際の摩擦や,気温の変化による堆積層(層相)の移動などによって,自然に破砕された擬石器であることが明らかとなった。それらは先史人類によって使用されたとしても,伝統として習熟された技法をもって作製された石器とは区別される。

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デジタル大辞泉の解説

げん‐せっき〔‐セキキ〕【原石器】

人類が道具として最初に使用したといわれる石器第三系から発見されたが、人工の石器ではなく自然石とされている。

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大辞林 第三版の解説

げんせっき【原石器】

人類が最初に使用したと考えられた石器。現在では自然の産物とされ、人工品説は否定されている。エオリス。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

原石器
げんせっき

19世紀以来、人類最初の石器として世上をにぎわせ、人工のものか自然のものかという論争がなされていた石器。エオリスeolith、曙(しょ)石器ともよばれる。イギリスのフォックスホール、イプスウィッチなどから発見されたものが著名であるが、今日では人工説は否定されている。単独で出土した場合、石器だけからは人工品か自然品かの認定に多くの困難が伴う。原石器の人工品否定にも、数多くの状況証拠が必要であった。[藤本 強]

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