反射測角器(読み)ハンシャソッカクキ

デジタル大辞泉 「反射測角器」の意味・読み・例文・類語

はんしゃ‐そっかくき〔‐ソクカクキ〕【反射測角器】

結晶面に光を当て、その反射角度を利用して結晶面角測定する器具

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精選版 日本国語大辞典 「反射測角器」の意味・読み・例文・類語

はんしゃ‐そっかくき‥ソクカクキ【反射測角器】

  1. 〘 名詞 〙 測角器一つ。結晶面に光をあててその反射した光をとらえ、光の通過経路の角度を測定して面角を求めるもの。〔鉱物字彙(1890)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「反射測角器」の意味・わかりやすい解説

反射測角器
はんしゃそっかくき

スリットを通した光線を結晶面で反射させて面角を測定する器具。180度回転可能の軸に結晶を取り付け、回転軸直角に光を入射させ、結晶面で反射した光線を望遠鏡で観測して、光線の入射経路と望遠鏡の軸のなす角度を、回転軸の周りにつけた角度の目盛りで読むようになっている。単円式と複円式とがあり、単円式は回転軸の中心に結晶を設置し、これを回転して面角を測定するものであるが、一度に一つの軸に平行な結晶面だけの測定しかできない。複円式はこの欠点を補うもので、結晶が垂直方向の軸の周囲に360度、水平方向の軸の周囲にも360度回転できるようになっていて、一度の設置で複数の軸に平行な面の測角ができる。

加藤 昭]

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百科事典マイペディア 「反射測角器」の意味・わかりやすい解説

反射測角器【はんしゃそっかくき】

結晶面に光をあて,反射光を望遠鏡でとらえて,入射光と反射光の方位から面角を測る器械接触測角器で測れない小晶でも測定できる。

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