デジタル大辞泉 「取入れる」の意味・読み・例文・類語 とり‐い・れる【取(り)入れる】 [動ラ下一][文]とりい・る[ラ下二]1 外にあるものを取って中に入れる。とりこむ。「養分を体内に―・れる」「洗濯物を―・れる」2 他のよい点を採用する。「外国の文化を―・れる」3 (「穫り入れる」とも書く)農作物を収穫する。とりいれをする。「麦を―・れる」4 物の怪けが人の心身を引き入れて悩ます。「御物の怪けの度々―・れ奉りしを」〈源・葵〉[類語]取り込む・導入・採取・摂取 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「取入れる」の意味・読み・例文・類語 とり‐い・れる【取入】 〘 他動詞 ラ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]とりい・る 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙① とって内へ入れる。受け取る。[初出の実例]「家の門にもていたりて立てり。竹取出で来てとりいれて、かぐや姫に見す」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))② 中におさめる。とりこむ。[初出の実例]「くだ物、ひろきもちひなどを、物にとり入てとらせたるに」(出典:能因本枕(10C終)九一)③ 物の怪(け)が人の心身を自分の方へ引き入れ、自分の思うままにその人を悩ませる。[初出の実例]「宮重悩給由忽有二其告一、仍馳参、巳剋許被二取入一給」(出典:小右記‐長保元年(999)一一月一日)④ 文化、技術、方法、意見などを受け入れる。採用する。採択する。修得する。[初出の実例]「正真のがくもんは〈略〉おほくしてよくとり入ほど、心だて行義よくなりゆけり」(出典:翁問答(1650)下)⑤ 農作物を刈りおさめる。収穫する。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例