古処山(読み)こしょざん

改訂新版 世界大百科事典 「古処山」の意味・わかりやすい解説

古処山 (こしょざん)

福岡県中部,朝倉市の旧甘木市と嘉麻市の旧嘉穂町との境にある山。標高860m。古生層変成岩からなる壮年期的な地形で,頂上付近は石灰岩がレンズ状にはさまれてカルスト地形を呈する。樹齢500年以上のツゲ原始林(特天)がある。中世には秋月氏が古処山城を築き,修験道道場としても栄えた。南西麓に旧城下町秋月(現朝倉市,旧甘木市)がある。山頂からの眺望がすぐれ,一帯は筑後川県立公園に指定されている。
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関連語 土井 名勝

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「古処山」の意味・わかりやすい解説

古処山
こしょざん

福岡県中部,三郡山地南部の山。朝倉市嘉麻市の境にそびえる。標高 860m。古生層変成岩からなるが,頂上付近は石灰岩でカルスト地形を呈し,国指定特別天然記念物のツゲ原始林がある。眺望に優れ,中世の山城跡のほか,南西麓に旧城下町の秋月があり,筑後川県立自然公園に属する。

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事典・日本の観光資源 「古処山」の解説

古処山

(福岡県嘉麻市・朝倉市)
福岡県文化百選 名勝・景観編」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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