デジタル大辞泉
「嘉麻市」の意味・読み・例文・類語
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嘉麻〔市〕
かま
福岡県中部,嘉穂盆地南部に位置し,遠賀川水系の上流域に広がる市。 2006年山田市,稲築町,碓井町,嘉穂町の1市3町が合体。市域のほとんどを山林と耕作地が占める旧炭鉱地域で,かつては筑豊炭田の炭鉱町を形成。 1890年代から 1960年代にかけての急激な発展と衰退を経て,産炭地域振興事業 (→地域振興整備公団 ) により,多様な工場が進出した。山地での林業のほか,遠賀川支流の嘉麻川や千手川の流域には豊かな農地が広がり,果樹や花卉の施設栽培が盛ん。畜産も行なう。西部の大隈は秋月街道と日田街道の交点にあたり宿場町として栄えたところで,益富城跡,母里太兵衛の墓がある。豊臣秀吉が残したと伝えられる華文刺縫陣羽織は国の重要文化財。南東部にある嘉麻峠は遠賀川の水源の一つ。南西部の古処山は,山頂に国指定特別天然記念物のツゲ原始林とカルスト地形がみられ,筑後川県立自然公園に属する。 JR後藤寺線が通じ,大隈で国道 211号線と 322号線が交差する。面積 135.11km2。人口 3万5473(2020)。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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