古市宗也(読み)ふるいち そうや

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「古市宗也」の解説

古市宗也(初代) ふるいち-そうや

1613-1684 江戸時代前期の茶人
慶長18年生まれ。加藤清正の家臣下野藤八の子。清正没後,茶道古市了和にまなび,その養子となる。のち京都で千宗旦(そうたん)と親交をむすんだ。貞享(じょうきょう)元年8月19日死去。72歳。名は勝悦。通称源右衛門。号に宗玄,清風軒,知庵。

古市宗也(3代) ふるいち-そうや

1669-1759 江戸時代中期の茶人。
寛文9年生まれ。2代古市宗也の子。祖父の初代宗也にまなび,豊前(ぶぜん)小倉藩(福岡県)につかえる。6代千宗左と親交をむすんだ。宝暦9年11月10日死去。91歳。号は宗理,不変軒。

古市宗也(2代) ふるいち-そうや

?-1720 江戸時代前期-中期の茶人。
父の初代古市宗也にまなび,豊前(ぶぜん)小倉藩(福岡県)につかえる。5代千宗左や4代千宗室と親交をむすんだ。享保(きょうほう)5年10月2日死去。名は見了。号は無元斎。

古市宗也(4代) ふるいち-そうや

1711-1767 江戸時代中期の茶人。
正徳(しょうとく)元年生まれ。3代宗也の養子となり,4代宗也をつぐ。明和4年8月7日死去。57歳。名は勝証。号は一遁斎。

古市宗也(5代) ふるいち-そうや

?-? 江戸時代中期-後期の茶人。
4代古市宗也の子。祖父の3代宗也にまなび,豊前(ぶぜん)小倉藩(福岡県)につかえる。号は宗理,的々斎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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