古田新田(読み)こだしんでん

日本歴史地名大系 「古田新田」の解説

古田新田
こだしんでん

[現在地名]新津市山谷やまや町一―三丁目・ほん町一―三丁目・しん町三丁目・善道ぜんどう町二丁目・古田

新津村の西に延びる微高地に位置する。古田の地名は古くこの地が居多こた神社(現上越市)の社領であったことに由来するといわれる。慶長一六年(一六一一)新発田藩新郷屋しんごや村と分田ぶんだ(現北蒲原郡水原町)を結ぶ阿賀野川の分田渡をこれまでどおり知行侍と百姓で運営するように命じた文書(「大日本地名辞書」所引)に古田組とあり、正保国絵図に高三〇四石余。


古田新田
こだしんでん

[現在地名]紫雲寺町古田

中沢なかざわ新田の北に接し、集落は北陸道沿いにある。享保二〇年(一七三五)初検地の紫雲寺潟新田の一村で、後願人中沢太郎左衛門の請地。元文元年(一七三六)検地帳(「郷土史概論」所収)によれば、高三〇四石一斗余・反別二九町余、ほかに除地として荒砂地一町四反余・秣場四反余などがあり、総反別は三一町余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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