号数(読み)ゴウスウ

精選版 日本国語大辞典 「号数」の意味・読み・例文・類語

ごう‐すうガウ‥【号数】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 番号をあらわす数。一号、二号三号など。
    1. [初出の実例]「新しいカンヴァスを画架に乗せたが、大して大きい号数のものではない」(出典:近くて遠きは(1956‐57)〈飯沢匡〉政治街道)
  3. 和文活字で、その大きさを示す番号の数。初号・一号から八号まで九つ種類があり、数が多くなるに従って活字の大きさは小さくなる。
    1. [初出の実例]「文人墨客が、俄に紙質の鑑定を覚え、活字の号数に頭を悩まし」(出典:文壇ギルドの解体期(1926)〈大宅壮一〉二)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「号数」の意味・わかりやすい解説

号数[絵画]
ごうすう[かいが]

絵画作品の画面の大きさを示すのに用いられる規格。縦位置の人物 (F) ,横位置の風景 (P) ,細長い横位置 (M) のほか,最近は正方形 (S) のものもあり,それぞれ1号から 20号まで約 20段階に寸法が定められている。ほぼはがき大を1号としている。日本と欧米では多少の違いがあり,日本のほうがやや小さくなっている。また,日本画についても,最近はこの規格に合せたものがふえている。

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