司直(読み)シチョク

デジタル大辞泉 「司直」の意味・読み・例文・類語

し‐ちょく【司直】

法律によって事の是非・善悪などを裁くことにかかわる役職裁判官。「司直の手にゆだねる」
検察庁検察官。「司直の手が伸びる」

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精選版 日本国語大辞典 「司直」の意味・読み・例文・類語

し‐ちょく【司直】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 法律によって事の正邪曲直を裁く役人、すなわち裁判官や検事をいう。法官。
    1. [初出の実例]「軽きは、『有美一人』と云、『国之司直』と云より以下、或は芝蘭・玉樹に比し、或は山川・土地になぞらへ」(出典:詩学逢原(1763)下)
    2. [その他の文献]〔詩経‐鄭風・羔裘〕
  3. 刑部省大判事の唐名。〔職原鈔(1340)〕

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普及版 字通 「司直」の読み・字形・画数・意味

【司直】しちよく

司法官。〔淮南子、主術訓〕堯は敢諫の鼓を置き、誹謗の木を立て、湯に司直の人り。武王は戒愼の(たう)(ふり太鼓)を立つ。(あやま)ること豪釐(がうり)の(ごと)きも、已(すで)に之れに備ふ。

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