吉備史跡県立自然公園(読み)きびしせきけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「吉備史跡県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

吉備史跡県立自然公園
きびしせきけんりつしぜんこうえん

岡山県南部,岡山市,総社市を中心とした旧山陽道沿いの自然公園。面積 24.00km2。 1966年指定。備中国分寺跡をはじめ,国分尼寺跡,宝福寺の三重塔地蔵菩薩,十王像,雪舟の碑などの史跡,造山,作山,大塚,前田大塚古墳群,高松城跡,水攻め築堤跡,高松稲荷,吉備津神社吉備津彦神社,備中総社宮,真金一里塚など史跡に富む。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「吉備史跡県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

吉備史跡県立自然公園
きびしせきけんりつしぜんこうえん

岡山県南部、岡山、総社(そうじゃ)、倉敷3市にまたがる自然公園。面積25平方キロメートル。旧山陽道に沿う吉備中山(なかやま)、旧山陽道北方の高松城跡竜王山、鬼ノ城(きのじょう)山、井山(いやま)宝福寺(雪舟(せっしゅう)が涙で鼠(ねずみ)を描いた逸話がある)など、吉備文化発祥地として古墳群、寺社、伝説を有する地域で、文化財、景勝地を結んだ吉備路自然歩道が設けられている。

[由比浜省吾]


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