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夜叉 ヤシャ

7件 の用語解説(夜叉の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

やしゃ【夜叉】

《〈梵〉yakṣaの音写》顔かたちが恐ろしく、性質が猛悪なインドの鬼神。仏教に取り入れられて仏法を守護する鬼神となり、毘沙門天の眷族(けんぞく)とされる。八部衆の一。

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百科事典マイペディアの解説

夜叉【やしゃ】

サンスクリットのヤクシャの音写。薬叉,夜乞叉とも。能【かん】鬼(のうかんき),暴悪などと訳。羅刹(らせつ)と並び人を傷つけ,人肉を食う悪鬼。仏典では人の悪心を象徴する。
→関連項目八部衆

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

夜叉 やしゃ

?-? 南北朝-室町時代の能面師。
越前(えちぜん)(福井県)の人。仮面十作(じっさく)のひとり世阿弥(ぜあみ)の「申楽(さるがく)談儀」に尉(じょう)面の作者として名がみえる。

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デジタル大辞泉プラスの解説

夜叉

1985年公開の日本映画。監督:降旗康男、脚本:中村努、美術:今村力。出演:高倉健、いしだあゆみ、乙羽信子田中裕子ビートたけし田中邦衛奈良岡朋子ほか。第40回毎日映画コンクール美術賞受賞。第28回ブルーリボン賞助演男優賞(ビートたけし)受賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

やしゃ【夜叉】

古代インド以来,威力ある神として崇められたヤクシャ(サンスクリットyakṣa,パーリ語yakkha)が仏教にとり入れられたもの。漢訳仏典では薬叉(やくしや),悦叉,野叉など音写し,捷疾,捷疾鬼,軽疾,勇健などに訳される。仏法を守護する鬼類で羅刹(らせつ)と併称され,また八部衆の一つに数えられる。諸経典によって異なった特色が説かれ,人を畏怖させる異形であったり,人の精気を奪い,または人を食うなどさまざまな性格を兼ね備えた鬼類と考えられていたことが知られる。

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大辞林 第三版の解説

やしゃ【夜叉】

もと、インドで人を害する悪鬼。仏教では毘沙門天びしやもんてんの眷属で北方を守護する鬼神。八部衆の一。薬叉。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

夜叉
やしゃ

サンスクリット語のヤクシャyaka、パーリ語のヤッカyakkhaの音写で、インド古代から知られる半神半鬼。もとは光のように速い者、祀(まつ)られる者を意味し、神聖な超自然的存在とみられたらしい。しばしば悪鬼羅刹(らせつ)とも同一視される。のちに仏教では、クベーラ神(毘沙門天(びしゃもんてん))の従者として、仏法を守護する八部衆(はちぶしゅう)の一つに位置づけられた。人に恩恵を与える寛大さと殺害する凶暴さとをあわせもつ性格から、その信仰には強い祈願と慰撫(いぶ)の儀礼を伴う場合が多い。なお夜叉女(やしゃにょ)(ヤクシニーyaki)も地母(じぼ)神としての優しさと同時に残忍さをもつといわれている。[片山一良]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の夜叉の言及

【鬼】より

…この女神はのちに幼児の保護者となるが,改悛前の恐ろしい姿が鬼という言葉と結びつけられている。《長阿含経》第12〈大会経〉ではヤクシャYakṣa(薬叉,夜叉)が鬼と同類視されている。ヤクシャは森などにいて,善事もなすが,悪事もなす。…

【八部衆】より

…インドの美術ではコブラまたはコブラを頭につけた人間の姿で表される。(3)夜叉,薬叉(ヤクシャyakṣa) 森の神として福神と鬼神の両面をもつ。夜叉女(ヤクシーyakṣī,ヤクシニーyakṣiṇī)は多く豊満な裸女で表され,毘沙門天の部下とされる。…

※「夜叉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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