名栗温泉(読み)なぐりおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「名栗温泉」の意味・わかりやすい解説

名栗温泉
なぐりおんせん

埼玉県飯能市(はんのうし)下名栗にある温泉名栗川右岸に位置する。鎌倉時代発見されたもので、1914年(大正3)東京衛生試験所によってラジウム含有が認められた。泉質単純温泉、付近に名栗渓谷があり宿泊施設が完備している。

[中山正民]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

関連語 観光バス 関東

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「名栗温泉」の意味・わかりやすい解説

名栗温泉
なぐりおんせん

埼玉県南西部,飯能市にある温泉。名栗川支流沿いにわく。発見は 13世紀前半といわれ,明治時代から湯治場としてにぎわった。静養客や行楽客の利用が多い。泉質は放射能泉泉温は 20~25℃。ラジウム鉱泉で知られ,循環器障害や神経痛,痛風などにきくといわれる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android