呉陵軒可有(読み)ごりょうけんかゆう

改訂新版 世界大百科事典 「呉陵軒可有」の意味・わかりやすい解説

呉陵軒可有 (ごりょうけんかゆう)
生没年:?-1788(天明8)

川柳評前句付作者。俳号木綿。号は御了簡可有(あるべし)の口ぐせを,呉服商に当てた戯号。上野山下桜木連の中心人物で,この号を用いて《柳多留(やなぎだる)》を編んだ。初代川柳の名が不滅になったのもこの《柳多留》によるところが大きい。終生川柳と行を共にし協力した分身的存在である。作品は《柳多留》第9編以後,また《やない筥(ばこ)》《柳籠裏》に見えて,力量もあるが,歴史的な位置は《柳多留》編集に尽きる。惜しむらくは,初代川柳に先立って世を去り,川柳興行の衰退と没後の混乱の処理に当たれなかったことである。〈焼き筆の先づぶっ付けは玉津島〉(《柳多留》第23編)。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「呉陵軒可有」の意味・わかりやすい解説

呉陵軒可有
ごりょうけんあるべし

[生]?
[没]天明8(1788).5.29. 江戸
江戸時代中期の雑俳作者。別号,木綿 (もめん) 。江戸下谷に住んで,上野山下桜木連の中心作者として活躍した。特に,柄井川柳の評した前句付『川柳評万句合』より佳句を抜粋編集した『柳多留』の編者として大きな役割を果した。『柳多留』は,明和2 (1765) 年刊の初編から天明8 (88) 年刊の二十二編までが呉陵軒の編集。各編の序文も書いている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「呉陵軒可有」の解説

呉陵軒可有 ごりょうけん-あるべし

?-1788 江戸時代中期の川柳作者。
江戸の人。明和2年(1765)柄井(からい)川柳に協力して「柳多留(やなぎだる)」を編集。付け句を前句から独立させ,一句として鑑賞にたえるものとした。天明8年5月29日死去。俳号は木綿。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む