呉陵軒可有(読み)ごりょうけんあるべし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「呉陵軒可有」の解説

呉陵軒可有
ごりょうけんあるべし

[生]?
[]天明8(1788).5.29. 江戸
江戸時代中期の雑俳作者。別号,木綿 (もめん) 。江戸下谷に住んで,上野山下桜木連の中心作者として活躍した。特に,柄井川柳の評した前句付川柳評万合』より佳句抜粋編集した『柳多留』の編者として大きな役割を果した。『柳多留』は,明和2 (1765) 年刊の初編から天明8 (88) 年刊の二十二編までが呉陵軒の編集。各編の序文も書いている。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus「呉陵軒可有」の解説

呉陵軒可有 ごりょうけん-あるべし

?-1788 江戸時代中期の川柳作者。
江戸の人。明和2年(1765)柄井(からい)川柳に協力して「柳多留(やなぎだる)」を編集。付け句を前句から独立させ,一句として鑑賞にたえるものとした。天明8年5月29日死去。俳号は木綿。

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世界大百科事典 第2版「呉陵軒可有」の解説

ごりょうけんかゆう【呉陵軒可有】

?‐1788(天明8)
川柳評前句付作者。俳号木綿。号は御了簡可有(あるべし)の口ぐせを,呉服商に当てた戯号。上野山下桜木連の中心人物で,この号を用いて《柳多留(やなぎだる)》を編んだ。初代川柳の名が不滅になったのもこの《柳多留》によるところが大きい。終生川柳と行を共にし協力した分身的存在である。作品は《柳多留》第9編以後,また《やない筥(ばこ)》《柳籠裏》に見えて,力量もあるが,歴史的な位置は《柳多留》編集に尽きる。惜しむらくは,初代川柳に先立ってを去り,川柳興行の衰退没後混乱の処理に当たれなかったことである。

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