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周期性四肢まひ しゅうきせいししまひPeriodic Paralysis

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家庭医学館の解説

しゅうきせいししまひ【周期性四肢まひ Periodic Paralysis】

[どんな病気か]
 一般に常染色体優性遺伝(じょうせんしょくたいゆうせいいでん)する病気で、過労・飲酒・過食が誘因となって、急に四肢(手足)の力が抜けてだらんとなる弛緩性(しかんせい)まひがおこります。多くは、数時間で発作(ほっさ)はおさまります。
 血液中のカリウム濃度と密接な関係があることがわかっており、発作時の血清(けっせい)カリウム値により低カリウム血周期性四肢まひ高カリウム血性周期性四肢まひ、正カリウム血性周期性四肢まひの3種類に分類されています。
 実際には、甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)(バセドウ病)にともなう低カリウム血性周期性四肢まひが多くなっています。
[症状]
 急に脱力がおこります。お祭りなどでごちそうをたくさん食べ、翌朝、力が入らなくなって起き上がれなくなるというのが、低カリウム血性周期性四肢まひの典型的な症状の現われ方です。
 発作間欠期(ほっさかんけつき)(発作がおさまっているとき)には症状はありません。
[検査と診断]
 発作時の血液中のカリウム値測定を行ないます。
 したがって、この病気が疑われる場合は、発作誘発試験が行なわれることがあります。低カリウム血性周期性四肢まひでは飽食試験(おなかいっぱい食べる)やインスリンと糖液の点滴が、高カリウム血性周期性四肢まひではカリウム液の使用が、それぞれ行なわれます。
 正確に診断できるのは、遺伝子診断です。低カリウム血性周期性四肢まひでは、1番染色体にある細胞のカルシウムチャンネル遺伝子の異常、高カリウム性周期性四肢まひでは、17番染色体にあるナトリウムチャンネルの遺伝子の異常でおこることが判明しています。しかし日本では、まだ遺伝子診断は行なわれていません。
[治療]
 低カリウム血性周期性四肢まひで、甲状腺機能亢進症の場合は、元にある病気の治療が先決です。
 原因のない場合は、炭酸脱水酵素阻害薬(たんさんだっすいこうそそがいやく)のアセタゾラミドを使用します。また、カリウム剤や抗アルドステロン薬のスピロノラクトンが使用されることもあります。

出典|小学館
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