哀れむ(読み)アワレム

デジタル大辞泉 「哀れむ」の意味・読み・例文・類語

あわれ・む〔あはれむ〕【哀れむ/×憐れむ】

[動マ五(四)]
かわいそうに思う。不憫ふびんに思う。「―・むようなまなざし
賞美する。めでる。あわれぶ。
「花をもてあそび、鳥を―・まずといふ事なし」〈後拾遺・序〉
[類語]思いやる思うおもんぱかいとおしむほだされる痛ましい痛痛しいいたわしい可哀そう忍びない見るに忍びない見るに堪えない身につまされる不憫ふびん気の毒

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精選版 日本国語大辞典 「哀れむ」の意味・読み・例文・類語

あわれ‐・むあはれ‥【哀・憐】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙
  2. いつくしむ。愛する。感心する。賞美する。あわれぶ。
    1. [初出の実例]「花をめで、鳥をうらやみ、霞をあはれみ」(出典:元永本古今(905‐914)仮名序)
  3. ふびんに思う。同情する。また、慈悲の心をかける。恵む。あわれぶ。
    1. [初出の実例]「天恩矜(アハレミ)(かなし)むで、降(くだ)すに良医を以てす」(出典:大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)九)
    2. 「テン コレヲ auaremaxerarete(アワレマセラレテ)」(出典:天草本伊曾保(1593)イソポ アテナスの人々に述べたる譬へ)

哀れむの語誌

→「あわれぶ(哀・憐)」の語誌

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