デジタル大辞泉 「思い遣る」の意味・読み・例文・類語
おもい‐や・る〔おもひ‐〕【思い▽遣る】
1 他人の身の上や心情を推し量って、同情する。また、配慮する。「被災者の生活を―・る」
2 遠く隔たっている人や物事を思う。思いをはせる。「故郷の母を―・る」「老後を―・る」
3 (「おもいやられる」の形で)悪くなりそうだと心配される。案じられる。「これからが―・られる」
4 うれいを追い払い、心を慰める。気を晴らす。
「―・る方もしられず苦しきは心まどひのつねにやあるらむ」〈後撰・雑四〉
[類語]あわれむ・思う・