唐人踊(読み)トウジンオドリ

精選版 日本国語大辞典 「唐人踊」の意味・読み・例文・類語

とうじん‐おどりタウジンをどり【唐人踊】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代長崎の中国人から伝えられ、三都に流行した中国風の踊り唐人扮装をして、鉄鼓、胡弓蛇皮線太鼓などの楽器伴奏に合わせて清楽(しんがく)の「九連環」から出たという歌をうたいながら踊った。看看踊(かんかんおどり)
    1. [初出の実例]「禿(かぶろ)金作に、唐人踊(オドリ)をさせしより」(出典浮世草子好色二代男(1684)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android