唐太刀(読み)カラタチ

デジタル大辞泉 「唐太刀」の意味・読み・例文・類語

から‐たち【唐太刀】

奈良時代から伝来した太刀。また、その様式にならった和製の太刀。

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精選版 日本国語大辞典 「唐太刀」の意味・読み・例文・類語

から‐たち【唐太刀】

  1. 〘 名詞 〙 奈良時代、唐から伝来の太刀。また、その様式にならった和製の太刀。鍍金(ときん)の飾り金物に宝石をちりばめ、柄を鮫(さめ)紫檀瑠璃などで飾り、鞘を螺鈿(らでん)蒔絵などにする。後世、飾り太刀という。現在、正倉院に残る。
    1. [初出の実例]「金銅荘唐大刀、八口。並刃長二尺六寸、鋒者偏刃」(出典:正倉院文書‐天平勝宝八年(756)六月二一日・東大寺献物帳)

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