商売人(読み)ショウバイニン

デジタル大辞泉 「商売人」の意味・読み・例文・類語

しょうばい‐にん〔シヤウバイ‐〕【商売人】

商売をしている人。商人。あきんど。また、商売の上手な人。
その仕事専門家。くろうと。
芸者など水商売の女。
[類語]商人あきんど豪商御用商人御用達政商画商貿易商小売商

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精選版 日本国語大辞典 「商売人」の意味・読み・例文・類語

しょうばい‐にんシャウバイ‥【商売人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 商売をする人。あきんど。商人。また、金銭に抜けめのない人をたとえていう。
    1. [初出の実例]「いか体の民百姓、市町之商売人迄も」(出典:毛利家文書‐(年未詳)(室町)八月四日・毛利元就井上衆罪状書)
    2. 「此あたりに住居仕るしゃうはいにんでござる」(出典:虎明本狂言・鍋八撥(室町末‐近世初))
  3. その事を職業とする人。くろうと。専門家。
    1. [初出の実例]「宮古さんと才蔵さんなら其業人(シャウバイニン)はだしヨ」(出典:人情本・梅之春(1838‐39)初)
  4. 芸者・遊女など水商売の女。くろうと。
    1. [初出の実例]「橘町や薬研堀の商買人衆は別世界」(出典:滑稽本・当世阿多福仮面(1780))
    2. 「おときは〈略〉平気で人の顔を正面から見守るところにも、しゃうばい人らしいところがあった」(出典:大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉一二)

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