デジタル大辞泉
「嗜む」の意味・読み・例文・類語
たしな・む【×嗜む】
[動マ五(四)]
1 このんで親しむ。愛好する。「酒を―・む」
2 このんでそのことに励んでいる。芸事などの心得がある。「謡曲を―・む」
3 つつしむ。気をつける。用心する。「少しは行いを―・みなさい」
4 前もって用意しておく。心掛ける。
「自然、鬚を剃らうと思うて、某は剃刀を―・うだ」〈続狂言記・六人僧〉
5 見苦しくないように整える。
「下女までも、堪忍なる程に―・みける」〈浮・好色盛衰記・四〉
[類語]好む・好く・気に入る
たし・む【×嗜む】
[動マ五(四)]このむ。すく。たしなむ。たしぶ。
「御米は又酸いものを―・む人となった」〈漱石・門〉
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