デジタル大辞泉 「好く」の意味・読み・例文・類語
す・く【好く】
1 人や物事に心が引きつけられる。魅力を感じる。このむ。「だれからも―・かれる」「かけ事はどうも―・かない」
2 恋愛感情をいだく。「―・いて―・かれて一緒になる」「―・いたどうし」
3 風流の道に心を寄せる。
「よき人はひとへに―・けるさまにもみえず、興ずるさまも
4 好色である。多情である。
「―・きたる罪重かるべし」〈源・帚木〉
[類語]愛する・恋する・惚れる・見
( 1 )上代の確例はない。中古においては漢文訓読体では「このむ」が、和文(なかでも散文)では「すく」が用いられた。
( 2 )中古中期までは対象となる語を格助詞で提示しないのが普通で、[ 一 ]③のように、格助詞「に」で対象を示す例が見えるのは中世前期からであり、以後中世ではこの用法が主流となった。
( 3 )[ 二 ]のように、格助詞「を」をとる他動詞の例は中世後期より見られ、近世期を通じて徐々に使用例を増していく。
( 4 )現代語で多用される、特定の人への愛情を表わす「すく」の使用は近世になってからで、「きらふ」との対義関係の成立がその契機と考えられる。
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