四達(読み)シタツ

デジタル大辞泉 「四達」の意味・読み・例文・類語

し‐たつ【四達】

[名](スル)道が四方に通じていること。また、影響などが四方に及ぶこと。四通。「文明四達の地」
江戸を以て京城として京都あるを知らず。然れども近者皇化―し」〈村田文夫・西洋聞見録〉

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精選版 日本国語大辞典 「四達」の意味・読み・例文・類語

し‐たつ【四達】

  1. 〘 名詞 〙 道路影響力などが四方に通じること。また比喩的に、文化経済などが盛んであること。四通。
    1. [初出の実例]「藩籬、郭を設て、巷道四達す」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
    2. 「仏蘭西は欧羅巴洲にて四達の地位を占め」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐燕策下・王喜〕

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普及版 字通 「四達」の読み・字形・画数・意味

【四達】したつ

四方に道が通ずる。四方に行きわたる。〔荘子、知北遊〕其の來(きた)るや迹(あと)无(な)く、其のくや崖(はて)无く、門无く无く、四して皇皇たり。

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