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盲腸 もうちょう cecum

翻訳|cecum

7件 の用語解説(盲腸の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

盲腸
もうちょう
cecum

大腸の最初の部分で長さ5~6cm。虫垂は盲腸の下端から出る突起である。盲腸の構造や機能は動物によって異なり,草食動物では発達し,肉食動物では退化している。

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デジタル大辞泉の解説

もう‐ちょう〔マウチヤウ〕【盲腸】

小腸に続く、大腸の初部。小腸が横から連なるため、下端が盲管となり、その先に虫垂(ちゅうすい)がある。草食動物では比較的長く、消化に関与する。
盲腸の先端にある虫垂、または虫垂炎の俗称。

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百科事典マイペディアの解説

盲腸【もうちょう】

大腸の一部。小腸(回腸)の末端は大腸の側壁に開口するが,この回盲口から下方に延び盲端に終わる部分をいう。成人で長さ5〜6cm。右下腹部にあり,その後左側壁から虫垂が出る。
→関連項目結腸腸間膜

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栄養・生化学辞典の解説

盲腸

 大腸の一部で,右下腹部にある.回腸と上行結腸につながっている.先端に虫垂がある.

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世界大百科事典 第2版の解説

もうちょう【盲腸 c(a)ecum】

大腸が小腸との境界近くで盲囊を形成した部分をいう。鳥類では1対あり,キジ類などでは発達して微生物発酵の場となるが,スズメ類などでは退化してリンパ組織となっている。哺乳類の盲腸はふつう1個だが,食虫目,翼手目,食肉目などではこれを欠く種類もある。盲腸はウマ,ウサギモルモット,キツネザルなどの草食獣では大きいが,イヌ,ヒトのような食肉性の強いものでは小さい。ウサギの盲腸には特有のらせん状ひだがある。盲腸と結腸の境界部にひだや弁をもつ種類もある。

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大辞林 第三版の解説

もうちょう【盲腸】

小腸から大腸への移行部にある袋状の部分。爬虫類・鳥類・哺乳類に見られる。鳥類や草食動物ではよく発達し、消化に関与する。ヒトや類人猿では短く、先端は退化して虫垂と呼ばれる小突起となる。
虫垂・虫垂炎の俗称。 「 -の手術」 〔オランダ語 blinde-darm を blinde (盲)と darm (腸)とに分け、漢字をあてた訳。「解体新書」(1774年)にある〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

盲腸
もうちょう

小腸の末端部は大腸に移行するが、その始部が盲腸である。盲腸からは上行結腸が続く。盲腸の位置は右下腹部で腸骨窩(か)に収まり、盲腸の後ろには腸腰(ちょうよう)筋がある。小腸の末端の回腸が大腸に開く部分を回盲口(こう)といい、これから下方に約5~6センチメートルの長さで盲腸がある。盲腸の下端は行き詰まりで嚢(のう)状となっている。太さは大腸のなかではもっとも大きい。回盲口は盲腸上端の後内側壁にあって、回腸はこの部分でやや大腸内腔(くう)に突出し、回盲弁(結腸弁)とよぶヒダ(襞)状の隆起がみられる。この弁は上唇・下唇に分かれ、口唇のように向き合っている。回盲弁の周囲には回腸から続いている内輪筋が肥厚して取り巻き、括約(かつやく)筋のような役割をしており、回腸からの内容物の流入を調節したり、逆に大腸からの逆流を防ぐように働いている。
 盲腸は腹膜に包まれていて、盲腸間膜によって後腹壁に連結しているが、この間膜の状態によって、盲腸がいろいろと異常な位置をとることがある。これを移動性盲腸とよび、臨床症状(下腹部の不快感、鈍痛など)が現れる。しかし、上方6センチメートル、下方2センチメートルまでは正常な生理的移動範囲とされている。
 盲腸と発生源が同じ器官として虫垂(ちゅうすい)(虫様突起)がある。虫垂は盲腸の後内側壁から突出する指状の器官で、長さは約6~8センチメートル、太さは0.5~1センチメートルであるが、個人差も多い。虫垂も腹膜に包まれて虫垂間膜をもち、後腹壁に固着している。多少の移動性はあるが、一般に右腸骨窩に位置する。ヒトの場合は発達も弱く、あまり機能的な意義は認められない(草食動物では長い虫垂をもっている)。一般に盲腸炎とよんでいるものの多くは虫垂炎のことで、このときの圧痛点は、へそ(臍)と骨盤の右の上前腸骨棘(きょく)とを結ぶ線上で、右よりほぼ3分の1の部位に限局する。この部位をマックバーネー点とよび、臨床診断上、重要である。また、マックバーネー点は虫垂の腹壁に対する投影点でもある。なお、盲腸が存在するのは爬虫(はちゅう)類以上である。[嶋井和世]

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世界大百科事典内の盲腸の言及

【大腸】より

…【玉手 英夫】
【ヒトの大腸】
 大腸は小腸につづく消化管の最終の部分であって,小腸に比べ太いためこの名がある。大腸は盲腸cecum,結腸colon(上行結腸,横行結腸,下行結腸,S状結腸),直腸rectumに分けられる(図1)。その長さは個体差はあるが成人では約1.5mである。…

【大腸】より

…小腸の終りから肛門までのの部分を大腸という。その最初の部分は袋状の盲腸で,結腸,直腸とつづく。大腸は哺乳類で最も発達し,とくに草食性のものでは大型で複雑な走行を示し,粘膜にひだや突起などの構造物が多い。…

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