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国際穀物協定 こくさいこくもつきょうてい

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百科事典マイペディアの解説

国際穀物協定【こくさいこくもつきょうてい】

国際商品協定の一つで,小麦・粗粒穀物の貿易に関する統計や情報交換,協議について規定する。1949年国際小麦協定の名で発足し,何度か改組・名称変更を繰り返し,国際穀物協定として1999年6月末日まで有効とされた協定。
→関連項目コムギ(小麦)

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国際穀物協定
こくさいこくもつきょうてい
International Grains Agreement

略称IGA。穀物の価格安定化を図るための国際商品協定。1949年に国際小麦協定(IWA)として成立し、その後3年ごとに更改されていたが、67年から約1年間の空白期間をおいて、68年に前年発効の国際穀物協定に引き継がれることになった。同協定はケネディ・ラウンドの一環として成立したものであり、開発途上国に対する食糧援助をもその内容として含んでいた。ところが、71年の更改交渉に際して、価格帯の設定をめぐる加盟諸国の対立から、価格安定化メカニズムなどを規定する経済条項を含まない国際小麦協定を成立せしめるに至り、実質的に骨抜きにされてしまう。この1971年の国際小麦協定は、加盟国間の小麦の安定供給を主要課題とする小麦貿易規約と開発途上国に対する食糧援助規約からなるもので、その後数次にわたり更改された。しかし、94年12月の国際小麦理事会(IWC)において、小麦貿易規約にかわる規約として、穀物全般を対象とする穀物貿易規約が採択されたことにより、95年ふたたび食糧援助規約とあわせた国際穀物協定が成立し、現在に至る。
 この協定は穀物貿易についての国際協力の促進や情報交換を目的とするもので、その管理機構として国際穀物理事会International Grains Council(IGC)が設立された。1999年現在の加盟国は輸出国8か国およびヨーロッパ連合(EU)と、輸入国22か国で、本部はロンドンに置かれている。[横川 新]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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