国際証券(読み)こくさいしょうけん

百科事典マイペディア 「国際証券」の意味・わかりやすい解説

国際証券[株]【こくさいしょうけん】

1948年トヨタ自動車が八千代証券を設立。1981年光亜証券・野村証券投資信託販売と合併し国際証券に改称。株式・債権・投資信託のバランスが良く,特に債権・投資信託部門が強い。バブル破綻の後遺症が比較的軽微。準大手の中で高い収益力を誇る。〈野村の別動隊〉と揶揄されるほど野村証券と親密だったが,独自路線模索。1999年8月ドイツ銀行との業務提携を発表,また10月には東京三菱銀行と,11月には日本電気とインターネット証券取引システムなどで業務提携を発表。2002年9月から三菱東京フィナンシャル・グループの子会社三菱証券となる。2010年モルガン・スタンレー証券のインベストメントバンキング業務を統合し,商号を三菱UFJモルガン・スタンレー証券に変更。本社東京。2011年資本金405億円,2011年3月期営業収益757億円。
→関連項目野村ホールディングス[株]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際証券」の意味・わかりやすい解説

国際証券
こくさいしょうけん

証券会社。野村證券系。 1948年トヨタ自動車工業の出資により八千代証券として設立。 1981年に光亜証券,野村證券投資信託販売と合併して社名を国際証券に変更。その後5年半で東京,大阪,名古屋の各証券取引所で上場,1989年には1部上場を果たした。投資信託の販売・運用,法人や国際部門の強化に努め,国際投信委託,国際投資顧問などの関連会社を設立。 2002年9月東京三菱証券,東京三菱パーソナル証券および一成証券と合併し,商号を三菱証券に変更。同時に,東京三菱銀行および三菱東京フィナンシャル・グループの子会社となる。

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