野村ホールディングス

共同通信ニュース用語解説 「野村ホールディングス」の解説

野村ホールディングス

1925年設立の野村証券中核とする金融グループの持ち株会社。傘下資産運用会社野村アセットマネジメントなどを持つ。2008年に経営破綻した米リーマン・ブラザーズの欧州・アジア部門を買収するなど近年は海外事業を強化している。18年3月期連結決算は売上高に当たる純営業収益が前期比6・7%増の1兆4969億円、純利益が8・5%減の2193億円だった。

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百科事典マイペディア 「野村ホールディングス」の意味・わかりやすい解説

野村ホールディングス[株]【のむらホールディングス】

日本最大の証券会社。証券業界で圧倒的な実力を誇るリーディングカンパニー。1918年野村徳七が大阪野村銀行(現大和銀行)を設立し,証券業を開始。1925年証券部を分離し,野村証券を設立。当初の公社債業務専門から,1938年株式売買業務,1941年投資信託業務を加え,総合証券会社へ成長。第2次大戦後の一時期を除いて順調に発展し,1959年に野村証券投資信託委託,野村証券投資信託販売(現国際証券)を設立。1965年調査部を分離し,野村総合研究所を設立。海外へも積極的に進出し,世界有数の総合金融会社となった。徹底した実力主義と若手抜擢の積極経営で知られる。1997年総会屋への利益供与事件で元社長等が逮捕。大幅な人事刷新で再生を計った。日本興業銀行(現みずほ銀行)と資産運用分野やデリバティブ分野で提携,2000年度に制度化される確定拠出型年金に向けて中核となる運営会社を設立。資産管理型の営業にシフトしている。2001年10月に現社名に変更。本店東京。2011年資本金5944億円,2011年3月期営業収益1兆3854億円。売上構成(%)は,受入手数料47,トレーディング損益24,金融収益25,その他4。
→関連項目証券会社大東京火災海上保険[株]東洋信託銀行[株]

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「野村ホールディングス」の解説

野村ホールディングス

正式社名「野村ホールディングス株式会社」。英文社名「Nomura Holdings, Inc.」。証券・商品先物取引業。大正14年(1925)「野村證券株式会社」設立。平成13年(2001)現在の社名に変更。本社は東京都中央区日本橋。証券持株会社。業界最大手。子会社を通じ証券業をはじめ投資信託委託業・投資顧問業などを展開。東京(第1部)・名古屋(第1部)・シンガポール・ニューヨークの各証券取引所上場。証券コード8604。

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