日本歴史地名大系 「土浦宿」の解説 土浦宿つちうらしゆく 茨城県:土浦市土浦城下土浦宿[現在地名]土浦市城北町・中央一―二丁目・大手町・大町水戸街道の宿。中村(なかむら)宿と中貫(なかぬき)宿の間に位置し、日本橋からは一八里半。水戸街道の整備に伴い江戸初期に設けられた。元文(一七三六―四一)頃の絵図類によれば、本陣は二ヵ所で、本(ほん)町の山口家・大塚家であった。山口家は東崎(とうざき)町の町年寄も兼ね、大塚家は名主・問屋を兼帯したこともあった。旅籠は田(た)町・中(なか)町・本町・田宿(たじゆく)町・大(おお)町などにあり、中町の旅籠には田町(たまち)川、本町は旧桜川、大町は桜川の船頭も宿泊したと考えられ、船宿も兼ねたと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報