水戸街道(読み)みとかいどう

  • みとかいどう ‥カイダウ
  • みとかいどう〔カイダウ〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水戸道中ともいう。陸前浜街道の一部。江戸時代江戸水戸を結ぶ脇街道で,千住から水戸にいたる 18宿を経た。この間佐倉道中と重複する部分は水戸佐倉道といった。文政年間 (1818~30) には水戸家など 22家の大名参勤交代でにぎわった。現在の国道6号線にほぼ相当する。

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大辞林 第三版の解説

江戸時代、江戸から金町・松戸などを経て水戸に至る街道。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

江戸より水戸に至る街道。江戸から千住(せんじゅ)、金町(かなまち)、松戸関所、松戸、我孫子(あびこ)、取手(とりで)、牛久(うしく)、土浦、石岡、小幡(おばた)などを経て水戸に達し、岩城相馬(いわきそうま)街道などとつながる。両道を総称して浜街道、明治以降は陸前浜街道という。日光道中に付属し、広義には五街道の一つであるが、道中奉行(ぶぎょう)支配は松戸宿まで。水戸藩主が定府(じょうふ)であったため、家臣の通行も頻繁で、江戸勤番藩士用に土浦と小金(こがね)に旅宿が指定されていた。近世後期には奥州道中を利用する参勤大名が水戸街道をも利用するようになった。1730年(享保15)小金宿あたりから布施(ふせ)、戸頭(とがしら)、小張(おばり)を経て土浦に達する布施街道が開かれ、その間の7宿が衰微し、通行が禁止されている。1804年(文化1)には牛久宿助郷村(すけごうむら)増加反対の一揆(いっき)が起きている。[山本光正]
『植田敏雄編『茨城百姓一揆』(1974・風濤社) ▽『水戸市史 中 1・2』(1968、69・水戸市)』

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精選版 日本国語大辞典の解説

江戸時代の脇街道の一つ。奥州街道千住宿から松戸・我孫子(あびこ)の各宿を経由して水戸に至る。上りは江戸街道といった。水戸道中。水戸通。

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世界大百科事典内の水戸街道の言及

【常陸国】より

… 貨幣経済が発達し交通が開けると商品作物の生産が盛んとなり,水戸領内の和紙,こんにゃく,タバコ,土浦領内の灯心用イグサなどはひろくその名を知られた特産物である。常陸の街道としては脇街道ながら水戸街道(江戸街道)が最も重要で,取手,牛久,土浦,長岡などに宿駅があった。水戸から浜通り,勿来(なこそ)関址を経て奥州に通ずるのは岩城(いわき)街道で,このほか南郷,那須,結城・宇都宮,飯沼などの脇街道が縦横に走っていた。…

※「水戸街道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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