垂髫(読み)すいちょう

精選版 日本国語大辞典 「垂髫」の意味・読み・例文・類語

すい‐ちょう‥テウ【垂髫・垂齠】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 子どもの垂(た)れた髪。さげがみ。また、髪をそのようにした子ども。垂髪。うない。
    1. [初出の実例]「猩々扮戯獅子蹲、此鏡当時照垂髫」(出典:柳北詩鈔(1894))
    2. 「此国にては垂髫(スイチャウ)せる未婚者を童蒙(チョンガー)と称し、加冠せる既婚者を大人(ネンガミ)と称す」(出典:風俗画報‐九三号(1895)人事門)
  3. 幼い時。幼時幼年
    1. [初出の実例]「垂髫(スヰテウ)の頃〈略〉渋々樽拾ひをして廻った此少年こそ今日の医学博士佐藤進男爵である」(出典:江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉五)
    2. [その他の文献]〔魏志‐毛玠〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android