型に嵌まる(読み)カタニハマル

デジタル大辞泉 「型に嵌まる」の意味・読み・例文・類語

かたま・る

決まりきった形式や方法どおりのもので、個性独創性がない。「―・ったあいさつ」
[類語]整う揃う出来る出来上がる仕上がる成るまとまる完成する完了する成り立つ仕上げる格好がつく様になる枠にはまる

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精選版 日本国語大辞典 「型に嵌まる」の意味・読み・例文・類語

かた【型】 に=嵌(は)まる[=入(い)る]

  1. 昔からのしきたりなどにあてはまる。
    1. [初出の実例]「外の女中とは違って、お酌のしぶりも型に入ったところがあるので」(出典:大阪の宿(1925‐26)〈水上滝太郎〉一二)
  2. 個性や独創性がなく、ありふれたありさまになる。マンネリズムにおちいる。
    1. [初出の実例]「住職の説教は〈略〉型に入った仮白(せりふ)のやうな言廻し」(出典破戒(1906)〈島崎藤村〉一五)
    2. 「自分の考へ方はどうも囚はれ易く、型に嵌まる癖がある」(出典:竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生と虚空)

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