仕上る(読み)シアガル

デジタル大辞泉 「仕上る」の意味・読み・例文・類語

し‐あが・る【仕上(が)る】

[動ラ五(四)]仕事が終わる。作っていたものが完成する。できあがる。「設計図が―・る」「試合前の調整が―・る」
[類語]出来る成る成り立つ出来上がる仕上げるまとまる整う済む上がる完成する完了する揃う格好がつく様になる型にはまる枠にはまる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仕上る」の意味・読み・例文・類語

し‐あが・る【仕上・為上】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 高い身分や地位にのぼる。立身出世する。
    1. [初出の実例]「被官仕あがり、主の名字を申うくる事はあれ共」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品二四)
  3. 仕事が終わる。また、物事ができあがる。完成する。
    1. [初出の実例]「化粧(みじまひ)急ぎて、やうやう首から上の仕揚(シアガ)りたる頃十二時の鳴りければ」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中)

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