デジタル大辞泉 「垣間見る」の意味・読み・例文・類語 かいま・みる【▽垣間見る】 [動マ上一][文][マ上一]《「かきまみる」の音変化》物のすきまから、こっそりとのぞき見る。また、ちらっと見る。物事のようすなどの一端をうかがう。「カーテンの間から―・みる」「大人の世界を―・みる」[類語]のぞく・盗み見る・のぞき込む・窺うかがう・覗き見・透き見 かきま・みる【垣間見る】 [動マ上一]「かいまみる」に同じ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「垣間見る」の意味・読み・例文・類語 かいま‐・みる【垣間見】 〘 他動詞 マ行上一 〙 ( 「かきまみる(垣間見)」の変化した語 ) 物のすきまからひそかにのぞき見る。また、ちょっと見る。かいまむ。かいばみる。かいばむ。[初出の実例]「闇の夜に出でても、穴をくじり、かひまみ、まどひあへり」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))「かいま見し君にくらべては、ひえの雪と竜宮の井戸ほどの(おもはく)ちがい」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)鄙) かきま‐・みる【垣間見】 〘 他動詞 マ行上一 〙 =かいまみる(垣間見)[初出の実例]「視其私屏〈加支末美(カキマミ)太末布、又云曾乃比曾加奈留事ヲ〉」(出典:御巫本日本紀私記(1428)神代下) かいば‐・みる【垣間見】 〘 他動詞 マ行上一 〙 =かいまみる(垣間見)[初出の実例]「かのをとこかひはみてけり」(出典:阿波国文庫旧蔵本伊勢物語(10C前)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例