城島高原(読み)きじまこうげん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「城島高原」の意味・わかりやすい解説

城島高原
きじまこうげん

大分県別府市(べっぷし)の西部にある高原鶴見岳(つるみだけ)南麓(なんろく)に展開する両輝石安山岩からなる標高600~700メートルの溶岩台地南方大分川の谷が開ける。第二次世界大戦前、鐘紡(かねぼう)(のちのカネボウ)がメンヨウを放牧したが、戦後は関汽観光の手で観光開発が行われ、1965年(昭和40)から西日本レジャー開発の手に移り、ホテルをはじめ、ゴルフ場、遊園地など、諸種スポーツ、娯楽施設が整えられた。別府駅からバス45分。

[兼子俊一]

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改訂新版 世界大百科事典 「城島高原」の意味・わかりやすい解説

城島高原 (きじまこうげん)

大分県中部,由布(ゆふ)岳,鶴見岳の南麓にひろがる標高700~800mの高原。南側に大分川の支流由布川の渓谷があり,眺望がよい。第2次大戦前にもホテルはあったが,戦後開発が進み,とくに1964年九州横断道路やまなみハイウェー。94年無料開放)が開通して以来,奥別府観光地の一つとして牧場,遊園地,スポーツ施設などが開発され,付近の志高湖とともに多くの行楽客でにぎわう。
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百科事典マイペディア 「城島高原」の意味・わかりやすい解説

城島高原【きじまこうげん】

大分県別府市西部,鶴見岳南麓に広がる標高600〜700mの高原。戦前は羊の放牧地であったが,戦後別府温泉の行楽地となった。牧場やスポーツ・娯楽施設があり,阿蘇くじゅう国立公園に属し,九州横断道路が通じる。

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