デジタル大辞泉 「埴生の宿」の意味・読み・例文・類語 はにゅうのやど【埴生の宿】[曲名] 《原題Home, Sweet Home》英国の作曲家ビショップの曲。日本では明治時代から唱歌として歌われてきた。訳詞は里見義さとみただし。 はにゅう‐の‐やど〔はにふ‐〕【×埴▽生の宿】 みすぼらしい家。埴生の小屋。[補説]曲名別項。→埴生の宿 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「埴生の宿」の意味・読み・例文・類語 はにゅう【埴生】 の=宿(やど)[=住家(すみか)] ① =はにゅう(埴生)の小屋[初出の実例]「女郎をまんまと請出し、はにふの宿に連れ来れば」(出典:浮世草子・傾城禁短気(1711)四)② ⇒埴生の宿 はにゅうのやどはにふ‥【埴生の宿】 ( 原題[英語] Home, Sweet Home ) 歌曲。英国の作曲家ビショップの曲。日本では里見義(ただし)の訳詞で明治時代から唱歌として歌われる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「埴生の宿」の意味・わかりやすい解説 埴生の宿はにゅうのやど 原題は「楽しきわが家」Home, Sweet Homeで、イギリスの作曲家ビショップ(1786―1855)の代表作。1820年にシチリア風のリズムで作曲した旋律を、23年ロンドン初演のオペラ『クラリ、またはミラノのおとめ』のなかで現在の形に変えたもの。作詞J・W・ペーン。この郷愁に満ちた旋律は「埴生の宿はわが宿……」(貧しい小屋に住んでいるが、自然の美しさがわが家を飾っている)の歌詞を付してわが国の小学校唱歌に取り入れられ、広く親しまれるところとなった。1889年(明治22)の『中等唱歌集』に収められ、訳詞は里見義(ただし)である。[三宅幸夫] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
デジタル大辞泉プラス 「埴生の宿」の解説 埴生(はにゅう)の宿 日本の唱歌の題名。作曲:ヘンリー・ローリー・ビショップ、訳詞:里見義。原曲の発表年は1823年。里見版の発表年は1889年。2007年、文化庁と日本PTA全国協議会により「日本の歌百選」に選定された。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報