堀江三五郎(読み)ホリエ サンゴロウ

20世紀日本人名事典 「堀江三五郎」の解説

堀江 三五郎
ホリエ サンゴロウ

大正・昭和期の新聞記者,郷土史家,実業家 上田商工会議所専務理事。



生年
明治32(1899)年12月13日

没年
昭和38(1963)年10月26日

出生地
長野県上田市

学歴〔年〕
小県蚕業学校卒

経歴
はじめ代用教員を務めるが、のち「信濃毎日新聞」の記者に転じた。同社の上諏訪・上田支局長などを務める傍ら主筆風見章の勧めにより信濃の郷土史研究を開始。特に農民史・百姓一揆史を専門とし、昭和8年には莫大な資料をもとに「諏訪湖氾濫三百年史」を著述・刊行した。日中戦争時には従軍記者として活躍。のち実業界に転じ、18年には上田商工会議所専務理事に就任して「上田商工会議所五十年史」の編纂に従事した。戦後公職追放に遭い、21年松田産業株式会社を設立して社長に就任した。著書は他に「義民弥助」「従軍記」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「堀江三五郎」の解説

堀江三五郎 ほりえ-さんごろう

1899-1963 大正-昭和時代の新聞記者,郷土史家。
明治32年12月13日生まれ。信濃(しなの)毎日新聞にはいり,上田支局長などを歴任。昭和18年上田商工会議所専務理事となり,「上田商工会議所五十年史」を編集。この間農民史を研究,8年「諏訪湖氾濫(はんらん)三百年史」をあらわす。昭和38年10月26日死去。63歳。長野県出身。小県(ちいさがた)蚕業学校(現上田東高)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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