塩化エチリデン(読み)えんかえちりでん(その他表記)ethylidene chloride

日本大百科全書(ニッポニカ) 「塩化エチリデン」の意味・わかりやすい解説

塩化エチリデン
えんかえちりでん
ethylidene chloride

ハロアルカンハロゲン化アルキル)の一つ。正しくは1,1-ジクロロエタンという。クロロホルムに似たにおいのする無色油状液体。

 アセトアルデヒド五塩化リンを作用させると得られる。工業的には塩化鉄(Ⅲ)(塩化第二鉄触媒を用い、クロロエチレン塩化水素を付加させ合成する。水には溶けないが、アルコールエーテルに混ざる。

[谷利陸平]


塩化エチリデン(データノート)
えんかえちりでんでーたのーと

塩化エチリデン
  CH3CHCl2
 分子式 C2H4Cl2
 分子量 99.0
 融点  -96.7℃
 沸点  57.3℃
 比重  1.1743(測定温度20℃)
 屈折率 (n)1.4166

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む