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売船 ばいせん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

売船
ばいせん

(1) 船主が自己の資本で低価格の商品を買入れ,高価格で売れる土地へ運送して利益をあげる廻船,つまり買積 (かいづみ) 経営の廻船を運賃積経営の廻船に対して呼んだもの。江戸時代後期から明治にかけて北海道産のニシンを内地へ輸送し販売して莫大な利益をあげた,いわゆる北前船はその代表的なものである。 (2) 江戸時代,造船の中心地だった大坂で,注文なしに建造して売りに出した船をいったが,この場合は多くは売り船と呼んだ。

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