デジタル大辞泉 「内因」の意味・読み・例文・類語 ない‐いん【内因】 1 それ自体に内在する原因。そのものの内部にある原因。⇔外因。2 病気の原因となる、生体側の素地。免疫や抵抗力の低下、遺伝、特異体質など。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「内因」の意味・読み・例文・類語 ない‐いん【内因】 〘 名詞 〙① 内部にある原因。物事それ自体に内在する原因。⇔外因。[初出の実例]「個々の企業の視点だけでは、こうしたものを積極的に解決しようとする内因は存在しないからである」(出典:現代経済を考える(1973)〈伊東光晴〉I )[その他の文献]〔管子‐侈靡〕② 仏語。外縁(げえん)と対応して用い、外縁が外からの間接的原因(条件)であるのに対して、結果を生ずる直接的な内的原因をいう。⇔外縁。[初出の実例]「訖二歎仏実功徳一。名二内因序一」(出典:勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章)③ 身体それ自身がもっている、病気にかかりやすい性状のこと。素因。〔からだと食物(1959)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内因」の意味・わかりやすい解説 内因[東洋医学]ないいん[とうよういがく] 東洋医学の病理観である「三因 (外因,内因,不内外因) 」の1つ。精神活動が過度に強烈で長時間続くと病気になるとし,このような病因を「内因」という。その精神活動として「喜・怒・憂・思・悲・恐・驚」の7種をあげ,これを「七情」と総称している。中国の伝統医学,中医学では疾病の発生する根本的な原因を内因においている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の内因の言及 【病因】より …しかし,これらの区別は実際には容易でない。また病因は外因と内因に分けられる。外界から生体に作用する因子が外因で,生体自身の内部にひそみ,病気にかかりやすさをつくる要素が内因である。… ※「内因」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by