日本歴史地名大系 「夜須村」の解説
夜須村
やすむら
西南流する夜須川の下流域を占め、村域は東西二・五キロ、南北三・二キロの長方形をなす。東は安芸郡
長宗我部検地は天正一六年(一五八八)三月から九月にかけて実施されたが、坪井から始めて夜須川西岸を北上、上夜須で東岸へ渡り、南下して手結で終わっている。検地帳は夜須庄地検帳と表題にあり、西岸分と東岸分の二冊に分れるが、江戸時代の枝村である手結・横浜の両村を含む総地高は一九八町一反三二代五歩、うち田分一六二町八反余・屋敷分二六町三反余・畠分八町八反余。全般に小さい「名」が入交じって、とくに大きな旧勢力の存在はうかがえない。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報