日本歴史地名大系 「大吉村」の解説 大吉村おおよしむら 埼玉県:越谷市大吉村[現在地名]越谷市大吉・弥栄町(やさかちよう)向畑(むこうばたけ)村の南に位置し、東は古利根川で限られる。集落は同川の自然堤防に沿って散在する。西部を新方(にいがた)川(千間堀)が南北に、南部を葛西(かさい)用水(鷺後用水路、通称逆川)が東流する。なお鎮守香取社は江戸初期の鷺後(さぎしろ)用水路開発で村から分断され、用水路の対岸に位置するようになった。地名は大芦とも書かれ(「大沢真蔵院由緒書」真蔵院文書)、蘆の繁茂していた地から名付けられたといわれる。 大吉村およしむら 島根県:仁多郡仁多町大吉村[現在地名]仁多町河内(かわち)乙社(おつこそ)村の南、河内村の南西に位置し、阿井(あい)川の小支流の谷間に立地する。正保国絵図に村名がみえる。元禄十年出雲国郷帳では河内村・乙社村と合せて高付され、寛文四年(一六六四)の当村のみの本田高八四石余・新田高五升。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報