ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大岡春卜」の意味・わかりやすい解説
大岡春卜
おおおかしゅんぼく
[没]宝暦13(1763).6.19. 大坂
江戸時代中期の画家。名は愛董,号は一翁,朴翁など。初め独学で狩野派を学び,のち法眼となる。当時流行した絵本類の挿絵画家として大坂で活躍。鳥羽絵,彩色刷の画譜を創始。特に『画巧潜覧』 (1740) はじめ多くの画譜を制作して文人画の発達に寄与。著書『画本手鑑』 (20) ,『鳥羽絵扇の的』 (20) ,『明朝紫硯』 (46) 。
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