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大島喜侍 おおしま きじ

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

大島喜侍 おおしま-きじ

?-1733 江戸時代中期の暦算家。
はじめ前田憲舒に,のち島田尚政に和算をまなぶ。天文,測量術にもひいでた。関西,四国をめぐり,おおくの弟子をそだてる。関孝和の零約術を改良し,大島流を称した。享保(きょうほう)18年4月13日死去。大坂出身。通称は善左衛門。号は芝蘭。著作に「遠候書」「活法」など。

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世界大百科事典 第2版の解説

おおしまきじ【大島喜侍】

?‐1733(享保18)
江戸中期の数学者。通称善左衛門。芝蘭と号した。大坂の呉服屋であったが破産。初め前田憲舒に数学を習い,後に島田尚政に,さらに中根元圭に指導を受ける。測量術を久留島義太の父村上佐助義寄に,また喜多新七治伯や古市算助正信にも学ぶ。天文,暦学にも通じていた。大坂を中心にして,関西,四国を遊歴し,多くの弟子を養成した。数学を各地に普及させた功績は大である。大島の代数記号は,関孝和と少し違うところがある。彼は関孝和の零約術(近似分数)を改良し,多くの数学書を残した。

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世界大百科事典内の大島喜侍の言及

【和算】より

…法道寺は全国各地を歩き回り数学を指導したが,これは日本各地に数学愛好家がいて,このような旅の数学者を待ち望んでいたからである。古くは大島喜侍(おおしまきじ)(?‐1733),幕末には山口和(?‐1850),佐久間纘(1819‐96),剣持章行がそうである。彼らによって日本のすみずみにまで数学が広まったといってよいであろう。…

※「大島喜侍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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