日本歴史地名大系 「大広寺」の解説 大広寺だいこうじ 大阪府:池田市池田村大広寺[現在地名]池田市綾羽二丁目五月(さつき)山の中腹にある。曹洞宗。塩増山と号し本尊は釈迦如来。大広寺略記(寺蔵)によると、応永二年(一三九五)のちに総持(そうじ)寺(現石川県鳳至郡門前町)の住持となった天巌宗越の開山という。文明年間(一四六九―八七)池田城主池田充正は当時の住持祥山に帰依、諸堂宇を再建し、さらに五月山上に望海亭を建て修禅の場とした。当寺の創建を充正と伝えるのは、その遺徳をたたえ開基として奉祀してきたことによる。山号について「摂津名所図会」は「むかし此山中に池あり。潮の満干ありて海水の如し。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by