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大明会典 だいみんかいてんDa-Ming-hui-dian; Ta-Ming-hui-tien

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大明会典
だいみんかいてん
Da-Ming-hui-dian; Ta-Ming-hui-tien

中国,明代の根本的法典の一つ。当初明では律令の編集を行なったが,令の内容は非常に簡単だったので,その内容を含む行政法規として種々の単行法典が作られた。しかしそれら諸法典の間に総合性を欠くようになったので,従来の諸法典を総括するものとして会典が編集された。まず弘治 15 (1502) 年徐溥らが勅を奉じて編集したが,これは頒布されず,それを修訂して正徳5 (10) 年に刊行された。これを『正徳会典』 (180巻) という。その後さらに張居正らが増修して,万暦 15 (87) 年に『万暦会典』 (228巻) が頒布された。明代の制度に関する根本史料である。

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デジタル大辞泉の解説

だいみんかいてん〔ダイミンクワイテン〕【大明会典】

中国、代の総合行政法典。全180巻。孝宗の勅命によって徐溥(じょふ)らの撰。楊廷和らの修訂により1509年刊行。これを正徳会典といい、張居正らが増修し、1587年に成った全228巻のものは万暦会典といわれる。だいみんえてん。

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世界大百科事典 第2版の解説

だいみんかいてん【大明会典 Dà Míng huì diǎn】

中国,明代の総合的行政法典。《唐六典》等を模して明初以来の諸法令を集大成したもの。2種類がある。一つは《正徳会典》(180巻)と略称する。初め1502年(弘治15)に徐溥らが勅を受けて編纂したが,孝宗崩御のために頒布されず,09年(正徳4)李東陽らがそれを修訂して頒布された。文武各役所の職掌について《諸司職掌》以下,《皇明祖訓》《御製大誥》《大明令》《大明集礼》《洪武礼制》《礼儀定式》《稽古定制》《孝慈録》《教民榜文》《大明律》《軍法定律》《憲綱》等の書を引用して詳述している。

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大辞林 第三版の解説

だいみんかいてん【大明会典】

〔「だいみんえてん」とも〕
中国、明代の基本法の総合法典。各官庁ごとに関連する法律をまとめて編集。1509年に正徳会典一八〇巻が刊行され、次いでこれを増修した万暦会典二二八巻が1587年に刊行された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大明会典
だいみんかいてん

明会典ともいう。180巻。会典とは中国、明(みん)・清(しん)代の総合行政法典。唐の六典(りくてん)、宋(そう)の条法事類、元の元典章など、会典に類似したものが前代にもあったが、いまだ法を体系的に総合化したものではなかった。明では、1393年諸司職掌がつくられ、天順年間(1457~64)よりその続編作成を機に会典編集が始まった。弘治年間(1488~1505)にひとまず成ったが、校訂が施され、1509年に刊行。それが1582年に大増修された。これを万暦(ばんれき)会典とよぶ。[川勝 守]

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世界大百科事典内の大明会典の言及

【会典】より

…そしてこの形式は,宋・元にもある程度うけつがれ,明・清にいたって〈会典〉となった。明代では《大明会典》(略称《正徳会典》,1509)とこれを増修した《重修大明会典》(俗称《万暦会典》,1587)がこれであり,清代では《康熙会典》(1690),《雍正会典》(1732),《乾隆会典》(1764),《嘉慶会典》(1812),《光緒会典》(1899)の5種の《大清会典》がある。なお,李氏朝鮮の《経国大典》(1471)やベトナムの《大南会典》などもこの形式によっている。…

【中国法】より

…明代民間のいわゆる奴婢は実際にはこの雇工人の律によって取り扱われたと思われる。 明代には国初の大明令のほかに,万暦年間(1573‐1619)に至って《大明会典》の編纂が行われ,これは政府の各衙門の職掌を詳述した行政法ないしは服務規程のごときものである。会典の編纂は清朝に入って盛行し,康熙,雍正,乾隆,嘉慶,光緒の各代に勅撰された。…

※「大明会典」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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