日本歴史地名大系 「大物・大物浜」の解説
大物・大物浜
だいもつ・だいもつはま
鎌倉期に作成された大物浜・長洲浜請文(真福寺文書)によれば、天承元年(一一三一)と長承二年(一一三三)に国司の検注が行われており、長承二年には長洲浜・杭瀬浜・大物浜にはすでに在家があった。これらの浜は大阪湾の潮流によって東西方向に形成されていった沿岸洲の南端の浜であり、洲と陸地の間には江が広がっていた。久安四年(一一四八)頃には京都
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報