大腿ヘルニア(読み)だいたいヘルニア(英語表記)femoral hernia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大腿ヘルニア
だいたいヘルニア
femoral hernia

ヘルニアともいう。骨盤と大腿部の間には強い鼠径靭帯があるが,神経や血管が貫いている部分に大腿管という間隙が存在する。この間隙に腹膜が突出してその中に腸管などが脱出し,大腿部前面に出た状態をいう。重労働や出産に関係があり,女性に多発し男性の8~10倍に達する。かんとん (嵌頓) を起しやすく壊死に陥る危険が大きい。治療は外科的に行う。

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世界大百科事典内の大腿ヘルニアの言及

【ヘルニア】より

…開腹手術後の創瘢痕部に発生するのは腹壁瘢痕ヘルニアcicatrical herniaである。大腿のつけ根が膨隆する大腿ヘルニアfemoral hernia(股ヘルニアともいう)は中年以降の女性にみられる。内ヘルニアとしては,横隔膜を通して腹部の内臓が胸腔内に脱出する横隔膜ヘルニアdiaphragmatic herniaが代表的で,これにはボホダレック孔ヘルニアと食道裂孔ヘルニアが含まれる。…

※「大腿ヘルニア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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